魔女旅に出る

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記録。

 

 

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花が大好きです。薔薇や百合のように女王さま然とした華やかな花も好きですが、草原や、川や湖のほとりなど自然の中で咲いている様子がいちばん似合う、素朴で強い花が一等好きです。

水面がキラキラと乱反射する様子や野山の新緑の瑞々しさに強烈なノスタルジーを感じるので、水生植物や苔なども大好きでたまらないのですが、今日は私の心の琴線に触れる、カタクリという花の魅力について書いてみます。

 

カタクリは俯いて恥ずかし気なところがすみれに似ている、とても可愛らしいお花です。

 

種類は全然違うけど、連なって咲いているところを見ると、シクラメンに少し似ているかな。

 

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子どもの頃に読んだ花ことば図鑑で初めて知り、身悶えするほど恋い焦がれたカタクリ

勿忘草の由来エピソードを二つ年下の従姉妹と読みながら、なんて素敵なの〜!と大興奮したり。

もう少しすると、私の故郷の霧島の高原でちらほらと咲き始めるかもしれません。

 

花言葉は【初恋、さびしさに耐える】

 

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ー「万葉集」の中で、大伴家持は「もののふの 八十少女(やそおとめ)らが くみまがふ 寺井の上の 硬香子(かたかご)の花」と詠んでいます。大勢の少女たちが、井戸のまわりで水をくみながら、おしゃべりをしています。うつむきがちに、しかしにぎやかに、おしゃべりをしているような風情で咲くカタクリの花を、初々しい少女たちにたとえているわけです。ー(花言葉・花贈り 濱田豊監修)

 

カタクリという名前の由来は、この本に記載されているように大伴家持の詠んだ和歌の中で使われている「かたかご」という言葉から転じて生まれた説や、「かたこゆり(小さな百合)」の略という説、また、栗林を好んで自生することから来ているという説もあるそうです。

 

英名では、ドッグツース・ヴァイオレット(Dog tooth violet)というそうですが、これはすみれと犬の歯に似ていることが由来になっているそうです。

 

同じ花でも国が違えば名前の意味がだいぶかけ離れたものになるので調べ甲斐があります。

 

着眼点の違いや、文化的背景、その民族特有の感受性(和名からは叙情的な感じ、英名からはユニークで朗らかな感じ)を知ることができる気がします。

 

これからは子供と一緒に花の世界にどっぷりハマっていけたらなぁ、と思います。